この記事は転職の失敗経験者である僕が実体験をもとに、転職の注意点を紹介します。
この記事を読んでいる方は今の会社が嫌でたまらない人や、やりたいことがあって転職したいが迷っているなどの方が多いかと思います。
今の会社に不満があるし、今の仕事以外にやりたいこともある。これは転職すべきかな?
ちょっと待ってください。
隣の芝は青く見えるものです。
私は転職を機に適応障害とうつ病を発症することになりました。
詳細は下記記事を読んで欲しいのですが、転職に失敗し病んだのです。
そもそも転職の際、2つの重要な分岐点があります。
- 現在の職場に残るか、若しくは辞めるかの判断
- 転職先の会社選びをどこにするかの判断
この記事では、この2つの重要な分岐点ごとの管理人の失敗談を交えながら注意すべきことを紹介していきます。
目次
現在の職場に残るか、辞めるかの判断
まず現在の職場に残るか、若しくは辞めるかの判断が最初に必要かと思います。
管理人が前職を退職した理由は大きく下記3つがありました。
- 給料や待遇に対して不満があった
- やりたいこと事ができない不満があった
- トップダウン経営や、朝叫ぶ儀式等、社風が合わないと感じていた。
大きく分けると①待遇、②やりたい事、③社風です。
今考えると、①〜③まで、現状の自分に満足できるかどうかという考え方次第で私の場合は辞める理由にはならなかったと後悔してます。
ではなぜ退職の理由にならなかったのかそれぞれ見ていきましょう。
①待遇の不満
①の待遇に関しては、文化的に生きていける分だけ貰えていればこれを理由に退職するのは、もったいないと思います。
待遇には人によって大きな価値観の相違がありますが、私は前職では日本の平均程度の年収でした。
みんなより多くもらいたいとうただそれだけで、転職の理由の一つとしてしまいました。
上を見すぎても、下を見すぎてもキリはないです。
よっぽど生活に困る若しくは、価値観的にこの生活では無理などといった場合はしょうがありませんが、それ以外でこの理由での転職をお勧めしません。
②やりたい事ができない
②のやりたい事ができないですが、私は10年近く経理の仕事に携わっていましたが、決算開示という同じ仕事をやり続けていました。
そのためスキルアップのため違う業務をやってみたいと長年言いつづけていましたが、異動できなかった事で自分のスキルアップを名目に転職を決意しました。
一見おかしくもない様に見えますが、他の会社に行く前に、その会社でもっと異動できる手立てを考えるべきでした。
私は直属の上司に異動のお願いしているだけでした。
そうではなく、人事部や直属の上司の上司などいくらでも相談できる所がありました。
現状の部署が嫌でどうしようもなくて異動したいと考えている人は、まず上記を試してください。
またやりたい仕事がある人はその会社で本当にそれができないかもう一度会社を辞める覚悟で取り組んでください。
どうせ転職するのであればそれくらいの気持ちでやって見ればいいと思います。
それで無理なら転職もありかと思いますが、ちゃんとリスクがあることを理解しておくべきかと思います。
③社風が合わない
③の社風が合わない、これは判断が難しいかと思います。
自分の前職は、一族経営のワンマン社長の会社で、トップダウンでしか仕事ができないことに嫌気がさしていました。
また朝社訓的なものを軍隊の様に叫ばなければいけない事に嫌悪感がありました。
でも待ってください。
それってそんなに嫌ですか?今思うとトップダウンは自分にそこまで直接的にストレスを受ける事も少なかったし、ある意味みんな同じ方向を向くので仕事の進みは早かったです。
また朝叫ぶのも馬鹿らしいが、大声を出してストレス発散という考えもできました。
なので社風に関しては、少し見方を変えて、短所を長所として捉えてみて考えてください。
それでも合わないと思えば転職もいいかなと思います。
いかがでしたでしょうか、まずは現職の会社を辞めるかの判断でしたが、ここまで読んでまだ転職をしたいという方は、下記転職先の会社選びの注意点に進んで下さい。
転職先の会社選びの注意点
続いて転職先の会社を選ぶ際の注意点を紹介します。
管理人が転職先を選定する際に見ていたのは大きく①待遇(年収)②知名度③転職サイトの評判です。
どれも転職を決意する時に大いに役に立つ情報ですが下記それぞれ大きな罠がある事に注意して欲しいです。(管理人は全ての罠にはまりました。)
- 四季報の平均年収が高く離職率が低い
- 有名でネームバリューがある会社
- 転職サイトでの評判がよい会社
①四季報の平均年収が高く離職率が低い
これのどこに罠があるのと思うかも知れないが仕組みを知らないと意外と罠だらけです。
注意点は下記3つです。
- 残業が異常に多いから年収が高い可能性がある
- 持株会社のため役職者が多く平均年収が高い
- あくまで表示は持株会社の離職率だからグループで見た時、高い可能性がある。
管理人が転職を失敗した会社はこの全てに当てはまりました。
残業が異常に多いから年収が高い可能性がある
管理人の会社の残業は平均毎月80時間くらいでした。
そりゃ平均年収も高くなると思いませんか。
持株会社のため役職者が多く平均年収が高い
本社のため役職も高い人が多いこともあり、平均年収が高くなっていました。
あくまで表示は持株会社の離職率。
本社である持株会社は離職率が低いが事業を行っている傘下子会社はブラックという事があります。
そのためグループ全体で見たら、実は異常な離職率である場合があります。
そこに出向になる事もありえますので注意が必要です。
私の場合は、傘下のグループ会社(事業会社)はほとんどブラック会社だっため、3年後離職率は30%以上ありました。(四季報だと持株会社なので10%と記載)
②ネームバリューのある会社
これも大したメリットはないです。むしろデメリットの方が多いのではと思います。
メリットは、友人・知人・親族・恋人に受けがいいくらいでしょう。
デメリットは、有名企業だと仕事へのプレッシャー及びささいなミスが大事になりかねない事です。
一般消費者へのイメージもあるため、信頼が大事なためです。
ここに関しては基本的にB TO Bの会社の方が、気楽かと思います。
③転職サイトでの評判がよかった
これはとても大切な情報ですが、評判数が少ない会社だとたとえ平均点が高くても、一部の人が多くレビューして偏りが出たり、サクラが記入している可能性があります。
また大きな会社ほど部署による雰囲気や激務さは変わってくるので一概に鵜呑みにするのは危険だと思います。
失敗しない転職の注意点まとめ
今の会社を本当に辞めるか慎重に判断する際の、チェック項目をまとめます。大きく下記3点です。
- 待遇に不満なのは辞めるほどの事ですか?
- 転職してやりたい事は今の会社でできないのですか?また出来る様に辞める覚悟で努力したのですか?
- 社風が合わないのは、その社風を長所と考え方を変えても無理ですか?
上記、全て満たす人は辞めるべきだと思います。
でも少しでも当てはまらない事がある人は一度慎重になるためにも、色んな人に相談し、慎重に決断すべきだと思います。
続いて転職先の選び方の注意点は下記7点です。
- 四季報の平均年収が高いのは、持株会社で役員数が多いからではないですか?
- 四季報の平均年収が高いのは、残業時間が多すぎるのではないですか?
- 四季報の離職率が低いがそれは、持株会社で本当の数字が分からないのではないですか?(子会社も見れればベスト)
- ネームバリューがある会社に行くことはあなたにとって大事なことですか?
- 転職サイトでの評判が良いが、評判数が少なくないですか?
- 転職サイトでの評判が良いが、部署に偏りはないですか?
- 転職サイトの評判を鵜呑みにしすぎてないですか?
以上、最後までお読みいただきありがとうございます。
これを読まれた方は少なくとも管理人と同じ失敗をしないと思います。
間違っても同じ過ちをして、適応障害やうつ病にならない様に祈っています。
以上、この記事が参考になれば幸いです。