うつ病になって抗うつ薬を飲み始めたけど、全然効果ないよ。
その上副作用で吐き気するし飲むのやめようかな?
ちょっと待ってください!!!
抗うつ薬の勝手な断薬はうつ病をこじらせたり、離脱症状があって本当に危険です。
断薬する場合は必ず医師に相談してください。
うつ病になって、恐らく多くの方が初めて飲むであろう抗うつ薬。
とってもとっても不安ですよね・・・。
その気持ち本当によくわかります。
ただでさえ、イメージが悪い抗うつ薬なのに、中々効果が出ないと「本当に効果があるのかな」と疑ったり、「副作用や依存性が不安・・・」など、悩みだすと余計に不安が止まらなくなると思います。
そんな方達のためにこの記事では、うつ病経験者で維持期まで回復した僕が、抗うつ薬を飲む時の注意点を7つにまとめました。
実際に経験した事のある人にしか、わからない様な不安な気持ちなども一緒に書いているので、今抗うつ薬を服用していて不安に感じている方は是非読んでみてください。
必ず共感でき、でも守らないといけない注意点を抑えられるはずです。
- 薬について不明点や不安なことは必ず医師や薬剤師に納得いくまで確認をする
- 抗うつ薬の飲み始めは効果が出なくても焦らない
- 抗うつ薬を勝手に飲む量を増やしたり、減らしたりしない
- お薬の量が増えても心配しない
- 副作用は、特に薬の飲み始めに出る事が多いが次第に治っていく事が多い
- 薬は勝手に断薬はせず、必ず決まった期間服用する
- 抗うつ薬を飲んでいる間は原則お酒は飲まない
目次
①薬について不明点や不安なことは必ず医師や薬剤師に納得いくまで確認をする
恐らく多くの方が初めて飲むであろう抗うつ薬。
そんな不安な僕たちに対して、医師によっては明らかに説明不足のまま投薬を開始する人もいます。
説明が足りないと思ったり、疑問や不安な点があれば、必ず自分が納得するまで確認するようにしましょう。
それを嫌がって親切に教えてくれない先生は、信頼関係が築けませんので病院を変えるのも一つの手です。
②抗うつ薬の飲み始めは効果が出なくても焦らない
抗うつ薬は風邪薬の様に飲んですぐ効果が出るわけではありません。
僕が飲んだ抗うつ薬は、大体飲み始めてから1週間程度効果が出るのにかかりました。
個人差や薬の種類にもよるので中には2〜3週間かかる時もあるでしょう。
そんな時、「薬を飲んだけど、全然よくならない。もう治らないんだ」などと落ち込んでは絶対ダメです。
抗うつ薬は、焦らず、根気強く飲む必要があるのです。
③抗うつ薬を勝手に飲む量を増やしたり、減らしたりしない
たとえ抗うつ薬による効果が出ない時でも、勝手に薬の量を増やしてはいけません。
また、逆に調子が良かったり副作用が出ているからと言って薬の量を減らして飲んだりしてもいけません。
こういったことをすると離脱症状が出たりして、かえってうつ病をこじらせて回復が遅くなってしまいます。
絶対に自分の判断で薬の増減をさせるのはやめましょう!!!
④お薬の量が増えても心配しない
抗うつ薬は最初少量から始めて、少しずつ『増量』していきます。
そのため、抗うつ薬を飲み始めの頃は「こんなに薬を飲んでしまって大丈夫なのか」や、「薬付けにされて元に戻らなくなるのではないか」と不安になると思います。
でも心配しなくて大丈夫です。
この『増量』は、主治医が症状への効果と副作用をみながら、患者さん一人一人に合った薬の種類と量を決めていく作業なのです。
⑤副作用は、特に薬の飲み始めに出る事が多いが次第に治っていく事が多い
抗うつ薬の副作用って、特に飲み始めの頃って不安ですよね・・・。
僕もそうでした。
抗うつ薬の副作用は特に飲み始めの頃に出る様になっていて、吐き気、胃腸の異常、異常な食欲の増減、口の乾き、だるさ、眠気などの症状が出やすいです。
ただこれらの症状の多くは、薬を飲み続ける事で少しずつ治っていくので安心してください。
でも、副作用がどーしても強くて耐えられない時は必ず医師に相談してください。
僕もそうでしたが、薬はかなり相性で左右される事もあります。
薬によっては副作用が一切出なかったなどもたくさんあったので、無理に我慢する必要はありません。
なるべく、どういった効果が出ているやどういった副作用が出ているか細かく、メモなどとって医師に伝える様にしてください。
よく忘れてしまう人は下記アプリを使う事をお勧めします。
⑥薬は勝手に断薬はせず、必ず決まった期間服用する
よくあるのが症状が一時的によくなった時に、気持ちが焦り勝手に薬を断薬する事です。
勝手な自己判断で薬を断薬すると、せっかく調子がよくなっていたものが悪化してしまったり、薬の離脱症状が出たりと、かえってうつ病をこじらせる原因になったりします。
必ず医師の指示通りに、服用するようにしましょう。
なお、よく依存性を心配される人がいるのですが抗うつ薬を服用し続けても、身体的依存はないので、安心して飲む様にしてください。
⑦抗うつ薬を飲んでいる間は原則お酒は飲まない
お酒が大好きな人には辛いのですが、抗うつ薬を服用している間はお酒は原則控えなければいけません。
抗うつ薬や抗不安薬、睡眠剤などは、アルコールと一緒になると薬の効果が不安定になり、病状の悪化や不安定化に繋がってしまいます。
僕もお酒が大好きなので本当に辛いですが、うつ病を治すためこの記事を執筆時点で半年禁酒しています。
ビールが好きだったので代わりにノンアルコールビールや炭酸飲料で代用しています。
それでも案外慣れるといけるものです。
頑張って我慢しましょう。
まとめ:抗うつ薬は必ず医師の指示に基づいて飲みましょう
ここまで7つの注意点について書いてきましたが、大原則は抗うつ薬は医師の指示に基づき飲む事です。
飲んでいる途中、効果に対して不安に思ったり、辛い副作用などで様々な不安が押し寄せてくるかもしれませんが、勝手な判断で薬の量を調節したり、断薬をしない様にしてください。
そのために、主治医にしっかりと症状や副作用を伝えコミュニケーションをとり信頼関係を築いてください。
抗うつ薬は正しく服用すると、本当に効果が高いです。
薬本来の効果が出る様に、注意点を守り服用する事をお勧めします。
以上、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。