僕はうつ病になり休職することとなってから、うつ病の治療として読書をする様になりました。
手始めにまずは読みやすくうつ病の治療につながるものとして一番最初に読んだのがこのメンタルハッカーとして有名なほっしーさんの著書「うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた」という本です。
この書の内容は、ほっしーさん自信がうつ病になってから行った行動の中で、何が良かったかを実体験をもとに項目毎に難易度と共にまとめた書籍です。
最初に書くがこの本はうつ病の方に大変お勧めできる本です。
今うつ病で休職中の方は、ぜひ一度書籍を手に取って読んでみてほしい一冊です。
では、書籍レビュー始めます。
目次
この本をおすすめできる人
- うつ病になり休職の過ごし方に悩んでいる人
- 薬を飲んでゆっくりしているのに回復している気がしない人
- 復職したが、再発してしまった人
- 趣味がない人
概要紹介
発行日
発行日は2018年10月2日となっており、比較的新しい著書となっております。
著者(ほっしー)のご紹介
ブログ「メンタルハック」主宰。心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。新卒でIT企業に就職し、たった半年でうつ病を発症(現在は、安定した寛解に近い状態に)。休職後に退職。その間Twitterで情報収集をし、病識を深める。ブログやSNSを駆使し、新しい時代の働き方・生き方をメンタル疾患持ちの視点から発信している
出典:「うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた」著 ほっしー
ページ数
320ページ
読み終えるまでにかかる時間
1〜2時間程度で読めます。
ページ数はそれなりにありますが、イラストや文間もかなり広く取っているためスラスラと読めてしまう事でしょう。
書籍内容紹介
著者のほっしーさん自身がうつ病になってから行った治療行動の中で、何が効果的で何が効果が低かったかを項目毎に難易度と共にまとめた構成となっております。
実際に縦軸(効果の程度)横軸(難易度)でマッピングする用紙もついておりワーキングもできる様になってます。
流れとしては、
第一章 「効果高いお手軽」
第二章 「効果高い難しい」
第三章 「効果低いお手軽」
第四章 「効果低い難しい」
と章ごとにほっしーさん自らの体験・行動を元に、効果・難易度の2つの尺度で☆5段階ずつ分類し、効果が高くお手軽なものから紹介していく流れとなっています。
書籍の感想
全体の感想としてまず、うつ病の人にかなりお勧めできる本であることは間違いないと思います。
とにかく読みやすい
とにかく絵も可愛いし、イラストも多く、文間もかなり空いているためうつ症状がある人にとってもかなり読みやすくお勧めしやすいです。
最近のトレンドのSNSも治療の一つとして考えている
またツイッターやユーチューブなど、最近流行りのSNSなどの効果を記した項目もあり、よく医者に言われる散歩や運動だけでなく、現代のツールも含めて紹介をしてくれているところが、最近の若い人には特に参考になるのではないかと思います。
また、逆に中高年の方でもツイッターやYouTubeなどのSNSを始めるきっかけとなると思います。
そういった意味で、若年層〜中高年の方までお勧めできる書籍となってます。
自分だけでは思いつかない治療行動を発見できるかも
うつ病になると、必ずと言っていいほど医師からは散歩や運動、規則正しい生活を促されるが、あまり具体的なことは言われなくて困ると思います。
そのため長い休職時間どの様に過ごすかを考えるが、自分の今まで経験したことある行動から選択しがちだと思います。
ですがこういった様々な治療行動をまとめた著書を参考にすることで、自分が今まで経験した事がない事で新たに試せる事が増えると思います。
僕もこの著書を読んで、ツイッターとYouTubeを初め様と思ったのです(YouTubeは見るだけです)。
また、付録として「うつマッピングシート」がついており、ワーキングができる様になっているのも特徴的です。
Twitterで「#うつマッピング」で検索すると他の人の「うつマッピング」を見ることができます。
読書し終えた後も、Twitterで有効活用が出来る様になっています。
この本は自分自身が今までしてこなかった趣味に出会える可能性があるのです。
体を整えたり、改善することの治療行動がちょっと少ない
この書籍を読んで実際にマッピングしてみました。
ほっしーさん著書のマッピングと比較すると結構違う部分が多い。
もちろん人間により難易度であったり、楽しく感じることが違うのでしょうがない部分もあると思います。
ただねこべえが大事だと考えている、体を整えるということに対する治療行動が書籍上においてが少なかったのが少し残念でした。(ただそれもツイッター等を見れば色々と出てきますが・・・)
書評まとめ
体の部分の治療に関する行動の項目が少ないとは書きましたが、それを差し引いても素晴らしい書籍だと思います。
著者が治療体験として様々な行動に対しての良かった点や悪かった点もしっかりしていること自体とても参考になると思います。
でもこの本を読んで一番良かったと思ったことは、新しいことに出会わせてくれたことです。
僕はこの書籍を読んだおかげでツイッターやYouTubeを始めるきっかけとなりました。
今となってはこの2つ共、自身の生活に欠かせず、又大切なストレス発散法という大切なこととなっています。
この様に「うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた」は自分にあった治療を探すだけでなく、今までしたこともない趣味にも出会わせてくれる素敵な著書だと思います。
うつ病の人は必読書だと思いますので、ぜひ読んでみてください。
以上、少しでも参考になれば幸いです。