僕はうつ病になり休職することとなってから、うつ病の治療として読書をする様になりました。
その中で、うつ病の治療につながるものとして読んだのがこの「1日3分でうつをやめる。」という本です。
1日3分でうつをやめる。この書の内容は、著者の川本義巳さん自信がうつ病になってから開発したうつぬけメソッド「メンタル・リセット・プログラム」の内容を中心にそのやり方を開設した本となっております。
最初に書きますがこの本はうつ病の方に非常にお勧めできる本です。
今うつ病や適応障害で苦しんでいる方は、ぜひ一度書籍を手に取って読んでみてほしい一冊です。
またそれ以外のうつ状態やネガティブ思考が止まらない人にもおすすめできる一冊となっております。
では、書籍レビュー始めます。
目次
この本をおすすめできる人
- うつ状態の人(うつ病、適応障害含む)
- 反芻(過去の失敗や不安が頭の中をぐるぐる回る感覚)が多い人
- 不安になったら動けない人
- 復職したが、再発してしまった人
概要紹介
発行日
発行日は2019年11月1日となっており、新しい著書となっております。
著者川本義巳さんのご紹介
1963年生まれ。うつ専門メンタルコーチ
一般社団法人エフェクティブコーチング協会代表理事
出典:「1日3分でうつをやめる。」著 川本義巳
高校卒業後、SEとして20年以上メーカーに勤務。大手IT企業への転職を機にうつ病を発症、寝たきり状態になり1年2ヶ月の休職を余儀なくされる。職場復帰後も6年間うつ病に悩まされ、様々な方法を試すが失敗。
2007年コーチングに出会い、うつ病を完全克服。それを機にうつ病の専門のプロコーチになることを決意。
コーチング、NLP、アドラー心理学、エリクソン催眠を学び、それらを応用したメソッドを開発し、2010年個人コーチングを開始。自治体や上場企業でのメンタルヘルス研修講師や精神科クリニック、児童相談所、教育委員会での相談業務などでも経験を積み、9年間で1万件以上の相談、指導を行う。うつや不安の人へのコーチングを得意としこの分野ではトップクラスの実績を誇る。
ページ数
223ページ
読み終えるまでにかかる時間
1〜2時間程度で読めます。
ページ数はそれなりにありますが、文間がかなり広く取っているためスラスラと読めてしまう事でしょう。
書籍内容紹介
著者の川本義巳さん自身がうつ病になってから開発したうつぬけメソッド「メンタル・リセット・プログラム」のやり方がメインの書籍。
書籍の感想
全体の感想としてまず、うつ病の人に間違いなくお勧めできる本です。
特に反芻が悩みという方は多いはず、この本の「メンタル・リセット・プログラム」は反芻に間違いなく効果がありますので悩んでる方は是非読むべきです。
「メンタル・リセット・プログラム」がとにかく効果が高い
この川本さんが開発した「メンタル・リセット・プログラム」を僕も1ヶ月半試しにやってみましたが、効果が高かったです。
この「メンタル・リセット・プログラム」の考え方は、ネガティブ思考や反芻を防ぐのではなく、それを持続させない効果があるのです。
この、不安が強い日や反芻がある日に「メンタル・リセット・プログラム」を行うことで、一度頭がリセットされ、反芻や不安から抜け出せます。
僕がそうだったので、自信を持っておすすめできます。
また何度も繰り返していくうちに、不安が押し寄せてきたら、「メンタル・リセット・プログラム」をやる習慣化ができます。
習慣化できたら、もうこちらのものです。
体験談の話は冗長なので読まなくてもOK
上記の「メンタル・リセット・プログラム」が秀逸なためか、他の体験談の話などは、おまけ程度に捉えてもらっていいと思います。
それくらい、「メンタル・リセット・プログラム」は効果があります。
「メンタル・リセット・プログラム」のやり方
書評から少しズレますが、あまりにも「メンタル・リセット・プログラム」が効果が高かったので簡易版を書かせて頂きます。
これだけでも効果があるのがわかるはずです。
下準備
- 「できることリスト」を作る
- 「好きなことリスト」を作る
- 「欠点→長所リスト」を作る
①「できることリスト」を作る
紙に「自分のできること」を30個かく
(小さな子供ができる些細なことでOK)
②「好きなことリスト」を作る
自分の「好きな○○」を下記の4分野でなるべく具体的に紙に書きます。
- 好きなこと(趣味・行動など)
- 好きのもの(食べ物・持ち物など)
- 好きな人(実在・架空を問わない)
- 好きな場所(日常的な場所・旅行先など)
③「欠点→長所リスト」を作る
1紙の左側に自分の欠点をかく。
2右側に、「こういう見方をすれば欠点が長所になる」という
言い換えを書く
実践編
- ネガティブをやめる
- ポジティブを増やす
- 思考のクセを変える
①ネガティブをやめる
1呼吸を整える
2今いる場所にあるものを細かいディテールまで観察していく。
(天井からスタートし壁際へと視線を移していくのがいい)
3同時に耳で聞こえている音や声、体で感じている感覚、
体内で起こっている感覚も捉えていく
②ポジティブを増やす
1ネガティブをやめるを行った後に、
下準備で作っておいた「できることリスト」を眺める
2「できることリスト」をみた後に「好きなことリスト」を見る
③思考のクセを変える
「欠点→長所リスト」を見て、”今自分の中にあるネガティブな思考や感情”をポジティブに言い換えます。
書評まとめ
とにかくこの本の「メンタル・リセット・プログラム」は効果が高いと思います。
メソッド本として買うのは、とてもおすすめです。
実際に僕もこの本のお陰で、反芻や不安等が持続することは少なくなりました。
今、うつ病や適応障害で苦しんでいる方には間違いなくおすすめできる一冊となっていますので是非読んでみてください。
以上、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。