この記事は、うつ病経験者の僕の実体験をもとに、休職期間の3週目の記録を紹介します。
この記事を読まれる方は、休職を検討している方や、いざ休職をしたが何をしたらいいのかわからない方、はたまた自分の回復速度について悩んでいる方かと思います。
でも意外にネットで調べても、うつ病発症者の方が実際にどの様な休職期間の過ごし方をしたかという経験談的なものは少ないものです。
この記事では、うつ病と診断された僕が実際に休職期間の3週目にしていた事や、してよかった事などを当事者目線で紹介します。
この記事を読んで、休職前の方や過ごし方の参考にしていただければと思います。
目次
〜2週目までの振り返り
では3週目からの記録の前に、まず2週目までの私の生活環境やうつになった経緯など前提条件を簡単に説明しておきます。
僕、30代半ばの会社員で家族構成は妻と小さな子供2人の4人構成です。
転職を機に、2016年に適応障害と一度診断を受けましたが働き続けていました。
そして2019年12月にうつ病と診断されました。
その後投薬しながら、しばらく勤務するも3月の頭より休職する事になりました。
休職を開始し、最初の2週間はほぼベッドから出れない状況が続きました。
日常生活に関しても自分がその日できる気力があるものだけで、生きていくに最低限の行動のみを行っていました。
それが当時の自分の心と体がやっとできる範囲でした。
それが功を奏したのか、結果2週目の終わりには心と体に回復の兆しが見えてきました。
ここまでが、2週目までの記録となっております
では、3週目の休職期間の実体験を紹介していきます。
なお日記自体は「ここち日記」というアプリで毎日の気分と行動をメモしていたのでそれをもとに、休職して約2ヶ月経った時に見返し書いたものです。
休職開始から3週目の経過
【体】溜まっていた疲れや症状が良くなってくる
この頃から体が少しづつ軽くなってきた事(倦怠感がなくなってきた)を実感する様になります。
また耳鳴りや頭痛なども治まってくる事を感じだします。
その結果ベッドだけで1日中過ごす日が週の内、1~2日になる様になります。
ただ相変わらず、肩こりはひどく治る気がしません。
睡眠に関しては週の後半より、少しづつ取れている感じが戻ってくる様になり、全く眠れていない感覚は薄らいでいく。
ただ中途覚醒はこの時期も頻繁に起こっていました。
【心】精神面も大きな変化が・・
この時期に落ち込みがかなり改善されてきます。
時折ふと漠然とした不安が襲ってくるが、1日中落ち込むという日が1〜2日ほどになります。
またそれに合わせて億劫感がかなり減少していくのです。
この週の前までは、うつ病の治療に良いことを行動したいと思う様になるまで回復していましたが、体が言う事を聞かなく結局何も出来ない日々を過ごしていました。
だがこの週から体調面も回復したおかげか、ようやく行動を起こせる様になっていきます。
日常生活である歯磨きや顔を洗う、お風呂に入る等は以前の様にできる様になっていきました。
このおかげで今までできなかったのが病気の性だったのが改めて実感される様になります。
この億劫感以外にも、もう一つ大きなことにこの時期に気づきます。
それはうつ病によって喜びや気持ちいいというプラスの感情を失っていた(弱くなっていた)事です。
ねこべえが気付いたのは、朝天気がいい日に気持ちいいと感じる様になった出来事です。
ふと気持ちいいと思った時、何年も自分がその感情を抱けなかったことに対する恐怖と、感情が戻ってきたことに喜びを感じました。
ただこの時から他にも喜びなどの感情を失っているものがどれだけあるのだろうと思う様もなりました。
【過ごし方】朝の習慣作りのために喫茶店に通える様になる
体及び精神面がだいぶ回復され、日常生活もできる様になってきたことから、うつ病の改善を目指す行動を行おうと決意する様になります。
まずは何がいいか考え、ネットなどでも調べました。その中で自分の中で優先したのは、下記3点です。
- 朝起きる習慣を作れるもの
- 習慣として外出できる場所でできること
- 毎日続けるために難易度の低いもの
以上の3点を考えて、自分が選んだものは
喫茶店でのモーニングに通うことです。
幸運にも家の近くには朝はやくからモーニングを営業している喫茶店があり、歩いて徒歩5分程のため、朝のウォーキング、また太陽の光も浴びることができると考えました。
この週から朝起きる習慣を作るために、モーニングに行ける時はモーニングに行く様になります。
これにより朝日を浴びる感覚を取り戻します。
結果体内時計の狂いもなくなり少しずつ自然に起きれる感覚が戻ってくる様になっていきます。
まとめ 休職開始3週目の記録
以上、僕の休職開始からの3週目の経過を紹介しました。
この時期は、今振り返ると劇的な変化のあった週である。恐らく急性期から回復期へ突入しています。
回復期に移行したことで、喜びや気持ちいいとう感覚を失っていたことや、歯磨きなど日常生活が出来なかったのは病気の性だったんだという事に気づくことができました。
ようやく、自分がうつ病だったんだとこの時期に確信を持てる様になりました。
翌週以降さらに色々な気づきが出てきますがそれはまた次の記事で。。。
以上、この記事が参考になれば幸いです。