うつ病になって人生最悪。
もう生きていてもいいことがない。
僕もうつ病だと分かった瞬間同じ事を考えていました。
うつ病は本当に辛い病気です。
でもその病気が治った時、その経験が良かったと思える事がありました。
こんな風に、うつ病になった当人は本当に辛い思いをして人生に絶望している人が多いと思います。
僕もその一人でした。
でもうつ病が維持期まで回復した今は違います。
まだ完全に治りきったわけではないですが、うつ病になって良かったなと思うこともたくさん出てきました。
うつ病が回復していくに連れ、うつ病になったからこそ気づけた事もたくさんあります。
この記事では、うつ病になったことを少しでも前向きに捉えるために、逆にうつ病になってよかったと思える事を紹介しようと思います。
この記事を読んで頂き、少しでも現状を前向きとらえることが出来る事をお手伝い出来れば嬉しいです。
目次
【体験談】うつ病は辛いだけではない。うつ病経験者によるうつ病になって良かったこと
- 喜びや楽しみなどのポジティブな感情の尊さを知る
- 新しい趣味との出会い
- 休職することでたくさん家族と過ごせる
- 家族の大切さを知れる
- 日々何もない日々が幸せだったんだと思える
- いざとなればなんとか生きていけることを認識
①喜びや楽しみなどのポジティブな感情の尊さを知る
うつ病経験者の方はわかると思いますが、うつ病になると物事への興味や楽しいという感情がなくなります。
もしくはかなり薄く感じる様になってしまいます。
でもうつ病から回復していくにつれ、喜びや楽しいといった感情が徐々に復活していくと思います。
僕は、この感情が一度なくなったことでこういったポジティブな感情がいかに大切かを思い知ることができました。
なんでもそうですが、人は失ってからでないとその尊さに気づけない。
うつ病になる前なんて楽しいという事が大切な感情だなんて思いもしなかったのではないですか?
僕はこの感情をまた失わない様に、またこの感情を感じることの幸せを大切にしていきたい。
②新しい趣味との出会い
僕の場合はうつ病を発症し休職をすることになりましたが、休職することで意図せず沢山時間ができました。
ただ沢山時間はできたものの、元々の趣味がお酒とスノボーで、うつ病ではできない趣味でした。
主治医からは「何か夢中になって楽しめることに取り組んで下さい。」
と言われたこともあり、新たに自分の楽しめる趣味を探すことになったのです。
その時見つけたのがサウナとツイッターという新しい趣味です。
サウナはストレス発散やメンタルリセットにもよく、うつ病と相性の良い趣味でした。
またツイッターで、リアルとは違う居場所ができたことで心の拠り所が増えました。
うつ病にならなければこの2つの趣味にはきっと出会っていなかったと思います。
③休職することでたくさんの時間を家族と過ごせる
これも休職ネタですが、一生のうちで娘と数ヶ月も一緒に暮らせることなど普通に働いているとなかなかできないことだと思います。
僕はうつ病発生前は社畜でしたので毎日終電で帰り、土日は寝てばかりで子供との思い出は今まで少なかったです。
それが休職期間中は毎日食事も家族で食べることができ、お昼ご飯にうどんを手作りしたり、家庭菜園をしたりと家族とたくさんの思い出ができたことは本当に良かったと思っています。
④家族の大切さを知れる
私は幸運にもうつ病になっても支えてくれる家族がいました。
ただうつ病は他者には理解が難しい病気でもあるので、例え家族であってもぶつかることも多いと思います。
でもそんな時ほど、お互いを尊重し大切にしあっていけばきっと関係は良くなります。
私はうつ病になっても支えてくれる家族を見て、改めてありがたみを知ることができました。
⑤日々何もない日々が幸せだったんだと思える
私はうつ病になったことで、普通に何もない日がどれだけ幸せなのかを改めて知ることができました。
うつ病になると本当に毎日が不安で辛いです。
なので何もなく平凡に暮らせた日や、天気の良い朝に「気持ちがいいな。」と思える事、それだけで生きていて幸せだと思う様になりました。
⑥いざとなればなんとか生きていけることを認識
うつの急性期は、本当にどうしようもなく辛い気持ちになりました。
過去の失敗に対する反芻や本当にこの先2人の子供を養えるのかなどいろいろと考え不安でしょうがなかったです。
でも休職を経て冷静に考えてみると、まだ復職の道もあり、転職もできるし、最悪バイトでもなんとか生きて行ける。
もしそれも無理なら障害年金や生活保護という道だってあります。
そう思えば楽になる。
人間意外に生きていればどうにかなると思える様になりました。
とにかく追い詰められたら一度逃げることは本当に大事だと思います。
まとめ:うつ病は本当に辛いが、決して悪い事だけではない
うつ病は命落とす人もいるくらい本当に辛い病気です。
でも私は「塞翁が馬(さいおうがうま)」という言葉が好きす。
この思考で考えるとうつ病になったことは私がよりよく生きていくために必要な経験だったと思う様になりました。
そう考えると、この記事で挙げたうつ病になって良かったことは、病気にならなければ得ることができませんでした。
改めて普通に生きて、気持ちいい、楽しいと思える小さな幸せや家族のことを大事にこれからを生きていこうと思います。
以上、少しでもこの記事が参考になり勇気づける事が出来たのであれば幸いです。